メタボリックシンドローム
肥満や、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病といわれる病気は、内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が原因であることが分かってきました。このような内臓脂肪型肥満により、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を「メタボリックシンドローム」といい、治療の対象として考えられるようになっています。
メタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪の蓄積は、動脈硬化につながる生活習慣病を引き起こします。動脈硬化による循環器病(心筋梗塞、狭心症、脳梗塞など)は、突発的に発症することが多いですし、またこれらの病気は生命に関わる重大な病気で、後遺症も深刻です。ですから、メタボリックシンドロームの段階で、これ以上内臓脂肪が増えないように、減らしていくように、努めていくことが大切だとされています。
メタボリックシンドロームは、生活習慣が密に関係しています。生活習慣を日々の生活の中で、少し改善することだけで、内臓脂肪を減らすことができます。
運動は、内臓脂肪を減らすのに一番有効的な方法ですが、「運動をしないといけないのはわかっているけど、忙しいし・・・」などと思ってしまうことでしょう。しかし、気負って運動しよう!と構えなくても、エレベーターを使わないで階段を使ったり、少し回り道をしてみたり・・・歩く距離を少し増やす努力をしてみることからはじめてみませんか?
2008年4月より、メタボリックシンドローム対策に重点を置いた新しい健康診断が、医療制度改革の一つとして実施されます。現在の健康診断受診率は、あまり高いとはいえません。サラリーマンの受診率は8割以上と言われていますが、主婦や自営業の方々はほとんど受診されていないようです。健康診断を受けない理由として「忙しい」「めんどう」「必要ないと思う」というようなことが挙げられると思いますが、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、気がつかないうちに病気が進行してしまいます。大切な自分の身体、家族のためにも大切な身体です。是非、健康診断を受けるようにしていきましょう。
